
「たった一言」が工事の印象を左右します。
解体工事は、音・振動・ホコリなど、どうしても周囲への影響が出やすい工事です。
だからこそ、工事前のご近所への「挨拶まわり」がとても重要になります。
「ちゃんと説明してくれて安心した」
「何の連絡もなく始まって驚いた」
同じ解体工事でも、ご近所さんの受け取り方は大きく変わるのです。
今回は、私たちが実践している、
「近隣トラブルを防ぐための5つの工夫」をご紹介します!
なぜ挨拶まわりが大切なのか?
解体工事では、
- 騒音や振動
- ホコリの飛散
- 工事車両の出入り
- 通学路や人通りの遮断
など、近隣の方にご迷惑をかける場面が多々あります。
特に住宅街では「知らされていない」ことが不安や不満につながり、
苦情やトラブルの火種になるケースも少なくありません。
だからこそ、事前にしっかりご説明・ご挨拶をすることで、
ご理解・ご協力を得やすくなり、工事もスムーズに進みやすくなります。
近隣トラブルを防ぐための5つの工夫
近隣トラブルを防ぐ、5つの工夫とは、下のとおりです。
- 1、工事案内チラシで「何が行われるか」を明確に伝える
- 2、できるだけ「対面」でご挨拶する
- 3、挨拶の際に「粗品」をお渡しする
- 4、作業時間・騒音への配慮を徹底
- 5、クレームが来ても「逃げない対応」
1、工事案内チラシで「何が行われるか」を明確に伝える
まず欠かせないのが、工事内容をわかりやすくまとめた案内チラシ(工事ビラ)の配布です。
たった1枚でも、これがあるかないかで、安心感が大きく違います。
掲載する情報は下記のような項目です。
配布する「工事案内チラシ」の内容

挨拶の際には、工事概要を一枚でまとめた案内チラシ(ビラ)を必ず配布します。
内容には以下を明記します。
- 工事内容(例:木造住宅の解体工事)
- 工事期間(◯月◯日〜◯月◯日)
- 作業時間帯(例:午前8時〜午後5時)
- 工事場所(地図入り)
- お問い合わせ・苦情受付先(担当者名と電話番号)
このチラシを見れば、「何がいつ行われるのか」が一目で分かるようにし、
ご不在のご家庭にもポストに投函できるようにしています。
解体工事のお知らせ書類フォーマットは、下記でごらんいただけます。
↓↓↓↓
解体工事のお知らせ文章フォーマット
2、できるだけ「対面」でご挨拶する
解体建物に隣接しているお宅には、特に直接伺ってご挨拶をするようにしています。
「顔が見えるだけで安心できる」というお声も多いんです。
やはり、人と人のコミュニケーションが、
ちょっとした誤解や不満の芽を摘んでくれますね。
ご挨拶は「顔を見て」が基本です
解体工事の現場が面している家・接している家・近隣道路沿いなど、
直接影響があるお宅には、できるだけ対面でご挨拶することを心がけています。
- 玄関先で簡潔にご説明
- ご不在の場合は、チラシ+粗品をポスト投函
- 管理会社にも忘れずに
「きちんと挨拶があったから気持ちよく協力できた」という声も多くいただきます。
3、挨拶の際に「粗品」をお渡しする
ご挨拶時には、実用的な粗品を一緒にお渡ししています。
粗品は「気遣いが伝わるもの」を
中でも人気なのが「タオル」。
- 香りがなく、好みに左右されない
- 誰でも使える生活用品
- サイズも手頃でポストにも入れやすい
洗剤やゴミ袋なども選択肢ですが、匂いや好みによっては好まれない場合もあります。
その点、タオルは万人向けで失礼になりにくく、実用性も高いのでおすすめです。
4、作業時間・騒音への配慮を徹底
事前にしっかりと説明をしていても、実際の工事で騒音や振動が強ければトラブルにつながります。
- 通勤・通学時間帯の作業調整
- 養生シートの設置で粉塵を最小限に
- 騒音が出る重機の使用時間の調整
こうした「現場での気配り」が信頼につながります。
5、クレームが来ても「逃げない対応」
万が一、工事中にご近所からご意見や苦情があっても、
私たちは誠実かつ迅速な対応を心がけています。
- 工事担当者が責任を持って現場で対応
- 連絡先を明記し、すぐに繋がる体制
- 必要があれば再度説明と謝罪に伺います
「ちゃんと話を聞いてくれた」「対応が早かった」と言っていただけることが多く、
その後の工事もスムーズに進められるケースがほとんどです。
たった一言が、工事全体の印象を変える
解体工事は「壊すだけ」と思われがちですが、
壊す前の「気配り」こそが、信頼される業者の違いです。
私たちは、単なる作業者ではなく、
ご近所の方々にとっても「顔が見える工事業者」でありたいと考えています。
だからこそ、一言の声がけ・一枚のチラシ・一枚のタオルを大切にしています。
「解体工事のお知らせ書類」は、YouTubeでも解説しています!
下の動画では、「挨拶回り」が重要な理由をご紹介しています!
挨拶回りは、両隣と裏と向かいには必ずおこないます。苦情がある時に、「どこに連絡してよいか分からない!」とならないように直接お会いできなくても、書面をポストに投函するようにしておきます。
火事で燃えた建物の解体工事のお知らせ文書の書き方
火事で燃えた建物の解体工事のお知らせ文書の書き方をYouTube動画で説明しています。
解体工事のご相談はお気軽に
事前のご挨拶、工事内容の説明、近隣対応まで、
安心してお任せいただける体制を整えております。
「近隣トラブルが心配…」という方も、まずは一度ご相談ください。