解体費用の見積もり・内訳をくわしく説明してみました

解体料金とは、どのようなものに、どれくらい使われているのでしょうか?

今回は、解体料金が高く見えてしまう理由や詳細(何に使われているか?)などについて、解説します。

目次

解体にかかる費用は、主に下のようなものにかかっています。

・がれきの処分費用 35〜40%
・人件費
・重機の費用
・足場代金
・置き場代金
・固定費用

詳しく見ていきます。

がれきの処分費用は?

がれきのうち、瓦(かわら)を見てみます。

瓦の処分費用は、1トンで1万円くらいです。仮に30坪の家を解体するとして、瓦の処分量は、4トントラック2台分くらい出ます。

瓦の処分費用は、8万円となります。

解体工事の人件費は?

次に人件費です。30坪の戸建てを解体する時、一般的に以下のような人員が必要となります。

運転手    1名
オペレーター 2名
作業員     2名

1日あたり合計5人です。

解体工事には、30坪の戸建てで10日ほどかかるとして、人工(にんく)は、50人工となります。ここから大体の人件費が計算できます。それくらい人件費がかかります。

重機の費用は?

重機がレンタルの場合、重機の費用は1ヶ月12万円くらいです。

2トンのダンプトラックでは、1ヶ月約8万円、ここに燃料代がプラスされます。

足場代金は?

解体をおこなうのに、足場を組むのが通常です。足場代金は、約24万円かかります。

置き場とは?

置き場とは、先程の重機やトラックなどの道具を置く場所のことです。解体業者は多かれ少なかれこれらの置き場所を借りています。これらの費用も計算に入ります。

ちなみに、弊社は、170坪の置き場を持っていまして、そこにさまざまな重機や道具を保管しています。

最後は、固定費です。事務所の家賃や水道代金などの光熱費などがこちらに含まれます。

解体費用が高い理由

このように一つ一つ計算していきますと、料金が高くなります。

安くする方法はいろいろありますが、

万一、解体業者が、がれきの処分費用を削ると、不法投棄につながります。

人件費を削ると、経験の少ない作業員がやり、工期が遅れたり、周りの住民の方にご迷惑がかかったり、解体後の新築建て替えなどにトラブルが生じたりします。

お金を削ると、どこかに無理が生じます。できれば、無理を生じさせない値段の最適化を目指していきたいと思ってます。

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