解体工事の見積書には、有効期限があります!!!

解体工事の見積書には、有効期限があります!!!

お客様から、問い合わせがあり解体家屋の現地に赴き、お客様の意向を聞いてから、見積書を作成します。
書面にて、見積書を交付して注文するか相見積もりにかける等の調整をお客様の方で、見積書を吟味します。
解体工事の依頼があれば、とてもうれしいのですが、見積書を吟味して検討をする時間が長いとどうなるでしょうか???

例えば、1月に見積もりを依頼します。金額と工期をとりあえず把握しておく!
大事な作業です!
しかし、平成30年度から平成31年度に移行するに、仕事等でとても忙しくて、10連休の大型連休までに解体工事を依頼しよう!!
こんな風に事がすすめばどうなるでしょうか?

お寿司屋さんで時価 こんな標記は見た覚えがありますよね!
時価とは、その日、その日で魚の卸売りの値段が変動するため、札にはあえて値段を表示しないのです。
いわゆる、浜値ともいわれておりお魚が沢山穫れたら、安くなりますし、少なく穫れたら高くなります。
また、ほしい人が沢山いて、魚が少ないと値段は高くなります。
メニューによっては変動相場制を採用しているのです。

では、解体工事ではどうでしょうか?
1月に見積もりをした値段では、5月に依頼をしたとしても、解体工事をすることは難しい傾向にあります。
だいたい、見積書には有効期間があり、1ヶ月と標記しているところが多いと思います。
それはどうして?
昨年の台風から廃棄物の処分代は高騰を続けており、三倍ほどになっています。


今後、上がる傾向が考えられ下がることはまずないでしょう。
また、台風+増税+空き家問題+高度経済成長期に建築された家屋の寿命が今になって、解体工事の繁忙の要因でもあります。
高度経済成長期には、建築ラッシュであった!
イコール=同じ時代に建てられた家屋は、同じように寿命も来ます。すなわち、解体工事が多くなっています。

このことから、産業廃棄物の処分場がパンク状態で、処分品目によりますが50台待ちなんてザラ70台、80台なんてこともあります。
待ち時間は4時間、6時間に及ぶことも。。。。。

いままで、そんな待ち時間は無く、作業員もダンプカーもいいサイクルで解体工事に従事していました。
しかし、処分場での待ち時間が大きく解体効率を悪くしています。
半日以上、作業員+ダンプカーを拘束されるのです。すなわち、人件費+ダンプカー費=1日に処分する量がすくないので、解体費用が押し上げられています!


また、令和からは午前中の受け入れ、1業者2台までと受け入れ制限する処分場もあり、解体工事業者の中でも悲鳴が上がっています!

解体施工途上で、解体をしながら出た廃棄物は処分しないと、ゴミの山で解体工事ができません!
その都度、解体→廃棄物を処分 しかし、長時間の待ち時間により解体サイクルが非常効率を悪くして、追加の作業員+ダンプカーも用意しなくてはなりません!!!

お客様からは、どうしてこんなに高いんだ!!儲けているね!といわれることもありますが、そんなに儲けはありませんし、解体屋には解体屋なりの事情もあり見積書の金額を算出しています。
こんな事情を、お客様が知っている方は少ないです。
本当に解体工事をする予定があるのであれば、計画性を持って検討して下さい!
何時するか分からない解体工事は、工事費、解体時期も不透明となってしまいます!!

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